
はじめてお会いしたのは、秋。
「大好きなおじいちゃんが広島市内だと来れないかもしれないので
おじいちゃんの住んでる町の近くで結婚式と披露宴をしたいんです。」
このような希望をまず最初におっしゃる花嫁さん。
もちろん、もちろん!探しましょ!!
広島の安芸高田市周辺でできそうなところを探していると。
「おじいちゃん、私の結婚式ならどこでだって行くって言ってくれました」
ととっても明るい声で連絡が。
「では、今度はマイコさんの希望を叶えましょ」
そこで、浮上したのは「芝生の上かな」との一言 「OK」
堅苦しくなく、でも式はしたい。そして神楽。
あとはまるっとおまかせします〜っと。
十分すぎるヒントをもとに会場探しとプランの提案。
場所は広島の奥、冬には膝上まで雪が降り積もるファームノラさん。
5月予定でも春になっているかどうか…。
つまり、緑に囲まれることはないかもしれない。
おふたりがとてもこの場所を気に入ってくださったので決まりました。
チャペル内での様子

↑事前に今回会場装飾をお願いした植物屋Botanicoさんに
新郎マサシさんにブーケ作りのレクチャーをしてもらいました。
こういう時は男同士。

↑マサシさん「あんま、起用じゃないんですー」
Botanicoさん「だいじょーぶ、だーいじょーぶ」
もちろん、マイコさんは知りません。
レクチャーのことも当日もヘアメイク中ですからね。
何より心配だったのは、マサシさんが隠し通せていたかということ(笑)
マイコさんも事前にちくちくしたのは
アスコットタイにドレスと同じモチーフを縫いつけてお揃いに。
↑

ウェディングドレスは、マイコさんのお母様も一緒にデザインを考えて
いつも仕事が丁寧なTty横田さん縫製をお願いしました。
今回、驚かされたのは…
淵に幅広のレースにパールやビーズをひとつずつ付けたロングマリアベール。

↑お母様と考えたウェディングドレスを着て
お父様のエスコートで入場です。

↑自分の作ったブーケを持ってドキドキ待っている新郎マサシさん。
そしてバージンロードは芝生。

↑おっきな声で「ぼくと結婚してください!!」の声に会場も「おおおお〜!!」
そしてそのブーケはマサシさんがつくった事を知り、ふたたび「おおおお〜!!」
大成功!!

↑ご覧の通りギュウギュウなチャペルの中(笑)
ふつう、入れない数ではありますが…
個人的にこの体温が感じられる距離感が好きでした。

↑結婚を誓い合うふたりとそれを祝福してくれる人が集まれば
そこはどこでも結婚式場になる。が形になる瞬間です。

↑エッコロは新郎新婦おふたりにも席札をつくります。
おふたりからゲストにメッセージを書かれる方は多いかと思います。
なので私はおふたりへメッセージを書きます。
いままで準備してきた同志として、友として、身内として(これは私の一方通行ですが)
そのメッセージを読む瞬間を
カメラマンなおさんが撮ってくれていました!うれしい。笑ってくれてる。

↑会場は森の中にいるようなメインテーブル。
テーブルクロスは全部グリーンで作られてます。

↑お気に入りの写真。
花嫁さんのお父様とお母様のめっちゃ笑ってる。うれしいな。

↑この日は朝から大雨が…次第に小雨になり、お開き後に変更した集合写真の時には
雨が止んだので、無事集合写真も撮れ、ゲストに花道をつくってもらって
お姫様だっこで退場しました。

↑「ブーケを渡したい人がいるけど…恥ずかしがりやさんなので」と
お見送りのときにプレゼントされていました。心遣いですね。

↑全員ではありませんが、今回のウェディングのために
各自めいっぱい準備にご尽力してくださったみなさま。
おそらく広島では最後の挙式&披露宴トータルプロデュースのウェディング。
12年分が詰まったウェディングでした。ありがとうございました!!
新しい12年へのスタートとして。